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| アベグレンの話 |
前回紹介した「虚妄の成果主義」の本の中ではアベグレンの著書を引用し、それをベースにして論理が展開されておりMBA批判と対局する位置にアベグレンも登場しているように見受けられました。
そこで近年のアベグレン(日本人に帰化して最近亡くなられたそうです) の言葉をwebで探したところ、結構柔軟な考え方をされていることに感銘を受けました。
アベグレンは、1958年に日本の経営研究を初めて行った外国人と言っていい人で、日本的経営の研究は多かれ少なかれ必ずアベグレンの影響を受けています。
アベグレンは、1973年に「新版 日本の経営」を著し、「虚妄の成果主義」ではその部分までの引用がなされています。
その後日経ビジネス2005年1月3日号に「日本的経営は死なず」というインタビュー記事が掲載されました。(日経BPの会員でないと見ることが出来ません)
この辺までは、大体一貫して日本的経営の回帰的な話が述べられています。 (2005年に「新・日本の経営」が出版されていますが読んでいません)
2006年の4月6日の日経BPでは次のように述べておられます。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20060405/101050/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20060406/101055/
また、グロービス経営大学院のweb http://mba.globis.ac.jp/message/james.html
を読んでみると、高橋氏のように絶対にこうだ!という固定化した考えではなく、日本人は自信を持ちなさい、決してアメリカ型をまるまる模倣しないでよろしい、日本のやり方で変わっていけばよい、と言うスタンスのように思えます。
それにグロービスのwebを見れば、MBAについても本来の目的であるジェネラルマネージャーの育成という観点で肯定されていると言うことでしょう。
最近日経BPの記事は日本的雇用慣行への回帰論の方が多いです。 いわゆる終身雇用、年功序列、年功賃金です。
HRMでこれが万能というものは無いのですが、上記の日本的雇用慣行そのものは高度成長期のいけいけ経営の時は良かったものの、日露戦争時に旅順攻撃において正面突破を繰り返し大失敗した教訓を考えると、203高地を攻めるべく今の時代にあったそして日本の風土にあった成果主義というかモチベーションが上がるような新しいHRMを確立すべきだと考えています。
モチベーションの源泉は、お金だけではないと言うことも良く理解できます。結局のところ、その企業、業種によってHRM戦略は一律ではないのだろうけど企業側と労働者側が良い緊張感を保った状態で結果的に長期雇用が維持される関係が良いのではないかと思うわけです。そして、労働者側としては、近年社内FA制を導入しているところはありますが、社外FAすると言うくらいのモチベーションでキャリア・ディベロップメント・プランを考えることが望ましいのではないかと思います。(今のところですが)
また、学習を進めていくうちに何かに気づくかも知れません。 HRMの総括は、秋頃にアップしたいと思います。

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